坪単価の相場は?店舗の内装工事の費用を抑えるポイントを徹底解説
この記事をご覧の方は、以下のようなお悩みをお持ちではありませんか?
- 「内装工事の費用ってどうやって決まるの?」
- 「坪単価って何?相場はどれくらい?」
内装工事の実施を検討しつつも、費用相場がよくわからず、お困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、以下の内容を解説していきます。
- 内装工事の費用相場、坪単価の相場
- 内装工事の坪単価や工事費用を抑えるポイント
- 内装工事では業者選びが重要である理由
相場を踏まえ、納得できる価格帯で工事を依頼したいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
坪単価とは?内装工事の費用相場
まず、内装工事費用の内訳は以下の通りです。
設計、デザイン費 | 内装工事、設備工事の「総工事費用の10~15%」が相場とされている。 「店舗坪数×工事内容の単価」で計算する方法も。 |
内装、設備工事費 | 「坪数×坪単価」が相場とされている。 一般的な坪単価の相場は30~50万円程。 |
設備機器、備品購入費 | 場合によっては必要になる費用。 物によってはリースなどで自身で用意することも可能。 |
設備機器、備品購入費は含まれないケースも多いため、基本的には「内装工事費」「設計・デザイン費」を内装業者に支払う形になるでしょう。
その際の費用を決める大きな要因となるのが、ズバリ「坪単価」。
坪単価とは、家を建てるときの1坪(約3.3平米)当たりの建築費のことで、2階建てや3階建ての場合は、それらのフロアの床面積も含んで計算します。
これを踏まえ、工事費用の全体の計算式を示すと、以下の通り。
「(坪単価×坪数)×15/100=内装工事費用+設計・デザイン費用」
このように、坪数と坪単価で全体の費用が大きく左右されるため、工事費用を事前に把握したい際は、まず坪単価について知る必要があるでしょう。
坪単価の相場はどう決まる?
それでは、坪単価の相場はどのように決まるのでしょうか?
一般的に坪単価の相場は「30~50万円」とされていますが、以下の要因で左右されます。
- 物件の状態
- 物件のエリア
- お店のコンセプトやターゲット
- 業者
坪単価について納得するためにも、それぞれ詳しく確認していきましょう。
①物件の状態
まず坪単価が異なるケースとして考えられるのが、「物件の状態」です。
例えば、以下の物件の場合を考えると、それぞれ工事にかかるコストが違うのがわかります。
- スケルトン物件
- 居抜き物件
- 既に出来上がっている物件の改装工事
当然ですが、物件の形が既に出来上がっているケースの方が、工事費用も安く済みます。
このほか、坪数が多ければ多いほど、1坪あたりの単価を抑えることが可能です。
しかし坪数が少なければその分割高になる点も注意してください。
②物件のエリア
続いて、店舗を構えるエリアによって、坪単価が異なるケースです。
例えば都会と地方では、シンプルに土地の価値が異なります。
また、郊外で工事をする場合と繁華街で工事を実施する場合とでは、施工内容にも違いが生じるでしょう。
物件をまだ決めていないようであれば、エリアごとの坪単価も踏まえて検討してみてください。
③お店のコンセプトやターゲット
お店のコンセプトやターゲットによって、坪単価は大きく変動します。
なぜなら、コンセプト次第で内装工事で使う「素材」「建材」等が変わってくるためです。
実際に、お店のコンセプトや客層で、以下のように工事内容が大きく異なります。
- 高級店:良い素材を用い、統一感などを持たせる必要がある
- 大衆向け:高価な素材は必要なく、高級店よりはカジュアルな内装でもOK
自身のお店の想定ターゲットやコンセプトも、前もって確認しておくといいでしょう。
④業者
最後に、業者によっても坪単価が変わってきます。
ここまでの内容の通り、実は坪単価に明確な基準はありません。
そのため、業者によって算出方法が異なり、工事費用はピンキリ。
- 工事費用は安いけど、仕事がいまいちな業者
- 工事費用が高いけど、仕事はきっちりやる業者
- 工事費用が高い上、仕事もいまいちな業者
このように様々な内装業者がいるので、業者選びは非常に重要だと言えるでしょう。
内装工事の坪単価や工事費用を抑えるポイント
坪単価はある程度の相場が決められているものの、実際は明確な基準がありません。
その中で納得できる内装工事を依頼するためにも、ぜひ以下を意識し、工事費用を抑えるよう試みてください。
- 居抜き物件を選ぶ
- なるべくまとめて依頼をする
- 予算を踏まえて妥協点も考える
- 複数の業者から見積もりを取る
①居抜き物件を選ぶ
まだ物件を決めていない状態であれば、ぜひ「居抜き物件」を選びましょう。
具体的にいえば、美容室は機材などの「設備費」がかなり高くつくケースが多いですが、設備が既にある居抜き物件であれば、費用を大きく削減可能です。
一方で、スケルトン物件は自分で内装にこだわれる反面、工事費用などが高くつくデメリットがあります。
美容室やクリニックなど、特に設備費用がかかる業種の場合は、居抜き物件を選ぶのがおすすめです。
②なるべくまとめて依頼をする
業者へ依頼する際は、なるべくまとめてお願いした方が、全体の費用を抑えることが可能です。
例えば、以下の例が挙げられます。
- 物件の坪数が多い方が坪単価が安い
- デザインから施工まで一貫してお願いした方が安い
- 一部だけの施工より、全体まとめての工事の方が安い
まとめて一度の工事で済ませるようにすることで、少しずつ依頼するよりも費用を抑えられます。
③予算を踏まえて妥協点も考える
内装工事はこだわればキリがなく、費用は上限なくかさんでいきます。
よって、予算を踏まえた上で、妥協点を決めておくことも重要です。
- 内装の素材、建材
- レイアウトや色味
- その他設備や装飾
自分の中で優先度を決めておき、「最低限」でも実現したい内装イメージを固めておきましょう。
業者によっては、提示した予算で納得できる提案をしてくれるケースもあるので、予算が少ない方ほど業者選びには力を入れましょう。
予算内で納得できる内装を実現できるかは、業者の「提案力」も重要です。
④複数の業者から見積もりを取る
内装業者によって、坪単価や最終的な費用は異なります。
よって、納得できる依頼をするためにも、複数の業者から相見積もりを取ることが重要です。
提案内容なども合わせて比較することで、値段だけでなく、工事内容についても納得できる選択ができるでしょう。
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まとめ
今回は内装工事費用と坪単価の相場について紹介しました。 内装工事の費用の内訳は、大まかに以下の通りです。
設計、デザイン費 | 内装工事、設備工事の「総工事費用の10~15%」が相場とされている。 「店舗坪数×工事内容の単価」で計算する方法も。 |
内装、設備工事費 | 「坪数×坪単価」が相場とされている。 一般的な坪単価の相場は30~50万円程。 |
設備機器、備品購入費 | 場合によっては必要になる費用。 物によってはリースなどで自身で用意することも可能。 |
このうち、費用を決める大きな要因となるのが、「坪単価」。
しかし坪単価には明確な基準がないため、依頼する業者次第で費用は大きく異なります。
少しでも費用を抑えて内装工事を依頼したいという方は、ぜひ内装業者選びに注力しましょう。
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