店舗の内装デザインを考えるポイント!事例や費用相場についても解説
この記事をご覧の方は、以下のようなお悩みをお持ちではありませんか?
- 「どうやって内装デザインを決めればいいんだろう?」
- 「内装デザインが決まってから施工まではどんな流れなんだろう?」
店舗の内装デザインはお店の成否に関わる重要な要素ですが、どのように考えていいかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、以下の内容を解説していきます。
- 店舗の内装デザインにこだわるメリット
- 店舗の内装デザインを考える際のポイント
- 店舗の内装デザインを実現するまでの流れ
内装デザインについてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
店舗の内装デザインにこだわるメリット
内装デザインは、お客様にとって店舗の印象を決める重要な要素です。
内装にこだわることで、主に以下の3つのメリットが得られます。
- 顧客満足度が向上する
- SNSや口コミで拡散してもらえる
- 従業員のモチベーションが向上する
顧客満足度を高めるのは、商品やサービスだけではありません。
お店の内装によって雰囲気や居心地が決まり、結果的にお客様の満足度にも影響します。
また、内装がおしゃれだと、お客様は自然とSNS等で共有したくなるでしょう。
いわゆる「インスタ映え」で、口コミ効果も狙えます。
そしてお客様だけでなく、お店の雰囲気によって従業員のモチベーションの向上も期待できるでしょう。
このように、店舗の内装1つでいくつものメリットが期待できます。
店舗の内装デザインを考える際のポイント
内装デザインを考える際の具体的なポイントは以下の4つです。
- お店のコンセプトから考える
- 業種や業態から考える
- 従業員の動線を考慮して考える
- ターゲット層の趣味嗜好から考える
①お店のコンセプトから考える
新店舗をオープンする時、こだわりたい部分の1つが内装ですよね。
家具や小物を厳選したり、好みの色合いにしたりなど、夢が膨らむかと思います。
しかし、先にインテリアから決めてしまうと、実際の店舗の雰囲気やサービス内容とマッチせず最初から考え直しになるなんてことも。
業種や業態、ターゲット層などからお店のコンセプトを最初に決めておくことで、開店までの計画も立てやすくスムーズに進みますよ。
まずは、
- どんなテーマのお店か
- どんな人がターゲットか
などなど、お店の「コア」となる部分から洗い出してみましょう。
②業種や業態から考える
内装デザインには、どんな業種や業態のお店なのかも関係してきます。
例えば、同じ飲食でも居酒屋とカフェではお客様がお店に求めるニーズが異なり、必要な座席数やイメージする雰囲気なども変わってきます。
あまりイメージが沸かない場合は、同じ業態の内装デザインを参考にするのもおすすめですよ。
③従業員の動線を考慮して考える
お店を経営する上で、従業員の動線はとても重要です。
飲食であれば、注文伺いや料理提供などを複数人で行うため全体的な動線確保が必要ですし、美容であれば、基本1対1での接客になるため応対を完結しやすい動線が求められます。
内装デザインを決める際に従業員の動線を考慮することは、お店の売り上げにもつながるため、忘れずに取り入れましょう。
また、既に物件が決まっているのであれば、おおよその席数、必要な従業員数などもある程度想定できるはず。
それを踏まえて実際のオペレーションを想像すれば、より精度の高い内装デザインが考えられます。
④ターゲット層の趣味嗜好から考える
内装デザインは、単におしゃれにすればいいというものではありません。
利用してほしいターゲット層の求めるデザインであるか、またリピートしたいと思わせられるかが大切です。
ターゲットの年齢層や性別を踏まえ、色味や家具の素材を考えたり、ターゲットが「おっ」と反応するような小物を置いたり等、工夫してみてください。
店舗の内装デザインの事例
では、実際にある店舗のデザインの事例を見ていきましょう。
①レストラン「世界食堂」
引用:https://sekai-shokudo.kitchen/
こちらは所沢駅の多国籍レストラン「世界食堂」さんの内装です。
店内には現代芸術家の家具、古いレコード、洋服やオモチャ達が散りばめられています。
カジュアルさと多国籍の雰囲気が入り混じり、このお店独特の世界観を実現しています。
②美容室「enoi」
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こちらは原宿の美容室「enoi」さんの内装です。
施工会社さんによると、「海外っぽい」をコンセプトにしているそう。
海外の最先端のインテリアトレンドを取り入れ、他のお店と差別化を図った内装です。
美容の最先端である原宿で、お客様に非日常感を与えられるようなデザインですね。
③居酒屋「黒門漁楽」
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こちらは大阪・日本橋の居酒屋「黒門漁楽」さんの内装です。
壁面には青い波模様や印象的な鯉がデザインされており、天井には魚の飾りがつるされています。
日本の「和」の雰囲気が印象的なデザインとなっています。
店舗の内装デザインを実現するまでの流れ
実際の店舗の内装デザインを紹介しました。
どれもとても素敵なデザインで、お店の世界観を表現していましたね。
それでは、そんな内装デザインを実現するための流れを確認していきましょう。
- 自分の中でイメージを固める
- 内装業者を選定する
- 内装業者と打ち合わせをする
- 内装業者の提案を確認する
- 工事完了を待つ
①自分の中でイメージを固める
まずは、自分の中で店舗の内装デザインのイメージを固めましょう。
具体的には、以下の「5w1h」に沿って、内装業者に要望を伝えられるのが理想です。
- what:お店のコンセプトは?
- where:特にこだわりたいところは?
- who:ターゲット層は?
- why:なぜその内装にしたい?
- when:いつまでに完成させたい?
- how much:予算はいくら?
ここが具体的に固まっているのといないのとでは、内装業者の仕事内容にも大きな違いが生じます。
納得いく仕事を依頼できるよう、まずは5w1hを紙に書き出してみましょう。
②内装業者を選定する
店舗運営を成功させるには、工事を依頼する内装業者選びが最も重要だといっても過言ではありません。
イメージ通りの内装デザインを完成させるために、内装業者の選定は慎重に行いましょう。
選定する際のポイントは以下の3つです。
- 内装業者の施工実績数を確認する
- 施工事例の業種や業態を確認する
- 内装業者の対応を確認する
内装業者の施工数が多ければ多いほど実績がある証拠ですし、施工事例の業種や業態を分析することで内装業者の得意としている分野を確認することができます。
しかしながら、どれだけ施工実績数が多くても接客に問題がある場合は、安心して工事を依頼することはできません。
複数の業者に問い合わせをして、さまざまな角度から比較し、安心して工事を依頼できる業者を見つけましょう。
③内装業者と打ち合わせをする
内装業者を2~3つほど選定したら、相談・問い合わせを行いましょう。
1つ目で固めた5w1hを元に、要望を伝えていきます。
ただし、予算内でできる範囲とそうでない範囲はどうしてもあるため、妥協する必要も出てくるでしょう。
そうした事情も含め、疑問に思ったところはどんどん質問してみてください。
その際の対応の丁寧さも見ておくと、より信頼できる内装業者を選定できるはずです。
④内装業者の提案を確認する
相談・問い合わせ内容を踏まえ、内装業者から提案が送られてきます。
内装で使用される素材、施工スケジュール等、提案内容に問題がないか確認しましょう。
中でも特にチェックすべきは「金額」の部分です。
1つの業者にしか相談していないと、金額が適正かどうかを判断しづらいため、必ず複数業者から見積もりを取るようにしてみてください。
もし相見積もり等を希望するのであれば、専門の業者選定サービス等に依頼するのもおすすめです。
ちなみに、エリアによっても異なりますが、内装工事の費用相場は「坪単価30~50万円程度」と言われています。
⑤工事完了を待つ
納得できる内装業者が見つかったら、工事を依頼しましょう。
内装工事が終わるまでに、他の開業準備を進めておくと無駄がありません。
内装面で言うと、
- どういった小物を置くか
- どんな家具を置くか
などを考えておくといいでしょう。
工事完了とともに納得いく内装が実現できるよう、待ち時間も有効活用してみてくださいね。
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まとめ
今回は、店舗の内装デザインの考え方について紹介しました。
- 顧客満足度が向上する
- SNSや口コミで拡散してもらえる
- 従業員のモチベーションが向上する
上記の通り、店舗の内装デザインにこだわることで大きいリターンがあります。
しかしながら、施工業者の選定を誤ってしまうと理想のデザインから遠ざかってしまい、ターゲット層に満足してもらうことができません。
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