プライベートサロンの内装工事の費用相場は?デザインのポイントと施工事例も
この記事をご覧の方は、以下のようなお悩みをお持ちではありませんか?
- 「プライベートサロンを開業するけど、内装デザインはどうしたらいい?」
- 「サロンの内装工事費用の相場はどれくらい?」
プライベートサロンの開業、リニューアルにあたり、内装デザインについてお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、プライベートサロンの内装について、以下の内容を解説していきます。
- プライベートサロンの内装デザインのポイント
- プライベートサロンの内装デザイン事例
- プライベートサロンの内装工事費用の相場
プライベートサロンの開業、リニューアルを成功させたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
プライベートサロン開業のメリット
プライベートサロンとは、美容師やネイリストなどの施術者が、お客様と一対一で向き合えるサロンのこと。
マンションの一室をテナントとして借り、営業しているケースが一般的です。
まずは、従来型のサロンとは異なる、プライベートサロンならではのメリットを4つ解説していきます。
①お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供できる
大型サロンでは回転率を重視する傾向にありますが、プライベートサロンは一対一だからこそ、お客様一人ひとりの要望を丁寧にヒアリングし、施術に反映できます。
カウンセリングに時間をかけることで、お客様の満足度を高め、信頼関係を築きやすくなるでしょう。
加えて、内装もサービス内容の印象を左右するため、デザイン次第ではさらなる顧客満足度アップが期待できます。
②自分のペースで仕事ができる
プライベートサロンは、自分のペースで予約を受け付け、施術を行えます。
大型サロンのように、ノルマや人間関係に悩むことなく、自分の理想とする働き方を実現できるでしょう。
また、そのためには店内のレイアウトを工夫し、仕事しやすい動線を確保することが大切です。
③高単価のメニューやサービスを提供しやすい
お客様との距離が近いプライベートサロンは、高単価のメニューや商品、サービスを提案しやすい環境です。
お客様のニーズを汲み取り、特別な時間を提供することで、収益アップも見込めるでしょう。
内装デザインに高級感や上品さがあると、より価格に説得力を持たせることが可能です。
④自分らしい空間を演出できる
内装やインテリア、音楽など、自分の好みに合わせてサロンの空間を自由にデザインできます。
お客様にとっても、落ち着いた雰囲気の中でリラックスして施術を受けられる点が魅力です。
居心地のいい内装デザインだと、顧客満足度の向上やリピーター増加が見込めるでしょう。
プライベートサロンの内装デザインのポイント
プライベートサロンならではのメリットを4つ紹介しましたが、恩恵を得るためには、内装デザインに力を入れることが重要です。
以下のポイントを踏まえ、あなたの理想のサロン内装を実現してみてください。
- サロンのコンセプトを決定する
- 限られたスペース内で動線を確保する
- 開放感のある作りを意識する
- リラックスできる作りを意識する
- ニーズに応じた設備を設ける
それぞれ確認していきましょう。
①サロンのコンセプトを決定する
内装デザインの方向性を定めるために、まずはプライベートサロンのコンセプトを明確にしましょう。
例えば、以下のような項目を具体的に決めていくと、内装デザインのイメージを固めやすくなります。
- ターゲット層:年齢層、性別、ライフスタイル、価値観など
- サービス内容:ヘアサロン、エステサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロンなど
- サロンの雰囲気:高級感、カジュアル、ナチュラル、エレガント、モダン、和風など ・イメージカラー:暖色系、寒色系、モノトーンなど
これらの要素を明確にすることで、統一感のある、顧客の心に響く空間を作ることができます。
例えば、30代女性をターゲットにしたラグジュアリーなエステサロンであれば、白やベージュを基調とした空間に、ゴールドのアクセントを取り入れたり、間接照明を効果的に使用したりすることで、高級感を演出できるでしょう。
②限られたスペース内で動線を確保する
プライベートサロンは、通常のサロンに比べてスペースが限られている場合が多いです。
そのため、お客様やスタッフが快適に過ごせるよう、限られたスペースを最大限に活用し、無駄のない動線を意識することが大切。
待合スペース、カウンセリングスペース、シャンプー台への移動、トイレへの移動など、お客様とスタッフの動きをシミュレーションし、スムーズな移動ができるようレイアウトを検討しましょう。
施術スペースは、お客様にとって最も重要な場所ですので、お客様がリラックスして施術を受けられるよう、十分な広さを確保することが重要です。
また、カウンセリングスペースなどに鏡を設置しておくと、お客様自身が施術後のイメージを掴みやすくなります。
③開放感のある作りを意識する
プライベートサロンは、限られたスペースであることが多いため、閉塞感を与えないよう、開放感を意識した空間作りが大切です。
工夫としては、以下が考えられます。
- 天井を高くする
- 大きな窓を設置する
- 鏡を効果的に配置する
- 白やベージュなど、明るい色を基調にする
このほか、限られたスペースを有効活用するため、収納方法も重要です。
収納スペースが不足すると、サロン全体が雑然とした印象を与えてしまうため、収納家具を置くスペースを確保したり、壁面収納を活用したりするなど、工夫を凝らしましょう。
④リラックスできる作りを意識する
お客様に特別な時間を過ごしてもらうためには、リラックスできる空間作りが重要です。
内装の素材や色使い、照明、音楽、香りなど、五感を刺激する要素を意識することで、より上質なリラックスタイムを提供できます。
リラックス効果を高める方法として具体的に挙げられるのは、以下の通り。
- 自然光に近い色温度の照明を選ぶ
- ラベンダーやカモミールなどのアロマを焚く
- 観葉植物を置く
- ヒーリングミュージックやクラシックなどのBGMを流す
なお、お客様の中にはアロマの香りが苦手な方や、音楽の音量を下げた方がくつろげたりする方もいますので、状況に応じて調整してみてください。
⑤ニーズに応じた設備を設ける
ターゲットとするお客様のニーズに合わせた設備を設けることで、顧客満足度を高めることができます。
例えば、子供が小さいお客様が多い場合は、キッズスペースを設けることで、安心して来店してもらえるでしょう。
また、お客様が長時間滞在する場合は、フリーWi-Fiを提供したり、充電スペースを設けたりするなどの配慮も大切です。
どのような設備が必要かは、ターゲットやサービス内容によって異なるため、事前にしっかりと検討しましょう。
プライベートサロンの内装デザインの事例
ここからは、実際のプライベートサロンの内装デザインを紹介します。
ぜひ内装イメージの参考として役立ててみてください。
①プライベートエステサロン Dear Lily
引用:https://www.lily-salon.jp/access/
こちらは渋谷区のプライベートエステサロンの内装デザイン。
白を基調とした内装で、全体的に清潔感が感じられます。
照明も豪華なデザインで、非日常感を味わいつつ、リラックスもできそうなデザインです。
②ジュメル
引用:https://jumelles.co.jp/first.html
こちらも渋谷区のプライベートエステサロンの内装デザイン。
上品なカラーを中心に使い、とても落ち着きがある空間です。
間接照明もうまく活用しており、高級感が感じられます。
プライベートサロンの内装工事の費用相場
プライベートサロンの内装工事費用は、坪単価10~30万円ほどが相場とされています。
10坪のサロンであれば、100~300万円の工事費用がかかる計算です。
ただし、これはあくまで目安であり、実際には内装業者に見積もりを取ることが重要です。
理想の内装を実現するためにも、取捨選択しつつ、予算内で抑えられるように調節してみてください。
費用を抑えるポイント
プライベートサロンの内装工事費を抑えるためには、以下のポイントを押さえましょう。
- 居抜き物件を選ぶ
- シンプルなデザインにする
- 素材を工夫する
- 相見積もりを取る
居抜き物件を選べば、以前のテナントの内装を活かせるため、解体工事費や内装仕上げ工事費を抑えられます。
そのほか、装飾を抑えたシンプルなデザインにしたり、高価な素材ではなく、コストパフォーマンスの良い素材を選んだりするのもポイント。
なお、最も重要なのは、「相見積もりを取る」ことです。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、より安い業者を見つけられます。
プライベートサロン向けの内装業者を選ぶ時のポイント
プライベートサロンの内装工事を依頼する業者を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしましょう。
- サロンの施工経験を確認する
- コミュニケーションの取りやすさを確認する
- 相見積もりを取って比較する
それぞれ解説していきます。
①サロンの施工経験を確認する
プライベートサロンの施工実績が豊富にある業者を選ぶことが大切です。
特に、自分が目指す雰囲気やコンセプトに近いサロンを手掛けた経験がある業者であれば、イメージを共有しやすく、満足のいく仕上がりになる可能性が高まります。
業者のホームページなどで、過去の施工事例をチェックし、デザイン力があるかどうかを確認しましょう。
また、自分のイメージを具体的に伝えられるように、参考になる画像や資料などを用意しておくと、よりスムーズに打ち合わせを進めることができます。
②コミュニケーションの取りやすさを確認する
内装工事は、業者との綿密なコミュニケーションが不可欠です。
自分のイメージや要望をしっかりと伝え、疑問点があれば解消してくれるような、コミュニケーションの取りやすい業者を選びましょう。
また、施工期間中の連絡体制なども確認しておくと安心です。
③相見積もりを取って比較する
複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討することが重要です。
安すぎる業者には注意が必要ですが、高すぎる業者も必ずしも良いとは限りません。
費用と内容のバランスを見て、最適な業者を選びましょう。
納得いく提案を選べるかによって、内装デザインの成否は大きく左右されます。
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まとめ
今回はプライベートサロンの内装デザインについて紹介しました。
プライベートサロンの内装のポイントとしては、以下が挙げられます。
- サロンのコンセプトを決定する
- 限られたスペース内で動線を確保する
- 開放感のある作りを意識する
- リラックスできる作りを意識する
- ニーズに応じた設備を設ける
なお、これらを踏まえ、実際にデザインを形作るのは内装業者。
内装会社選び次第でサロンの成否が分かれると言っても過言ではありません。
内装業者を探す際にお困りでしたら、ぜひ「TRUSTマーケット」にご相談くださいね。