コンビニの居抜き物件で開業するメリット・デメリット!費用を抑える方法も
この記事をご覧の方は、以下のようなお悩みをお持ちではありませんか?
- 「コンビニの居抜き物件で開業するメリット・デメリットは?」
- 「コンビニの居抜き物件で少しでも費用を抑えて開業する方法は?」
居抜き物件で開業すると費用を抑えられるイメージがありますが、「コンビニの居抜き物件」に関してはどうなのでしょうか?
そこで本記事では、コンビニの居抜き物件での開業について、以下の内容を解説していきます。
- コンビニの居抜き物件で開業するメリット、デメリット
- コンビニの居抜き物件にかかる費用
- コンビニの居抜き物件に関する費用を抑える方法
自分にあった物件で開業したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
コンビニの居抜き物件とは
コンビニの居抜き物件とは、コンビニエンスストアとして営業していた店舗が閉店した後、内装や設備がそのまま残された状態で賃貸または売却される物件のことです。
一般的に、店舗物件はスケルトン状態での引き渡しが基本となりますが、コンビニ居抜き物件の場合、以下のような設備が残されているのが特徴。
- ショーケースや冷蔵、冷凍設備
- レジカウンター
- バックヤードの設備
初期費用や工事期間を大幅に抑えられる点や、コンビニ特有のレイアウトや設備を活かすことで、スムーズな店舗運営が可能になる点が魅力です。
ただし、以前のコンビニのイメージが強く残っているため、業種によっては顧客に違和感を与えてしまう可能性もある点には注意が必要。
居抜き物件のメリット・デメリットを理解した上で、自身の事業計画に合致するかを慎重に見極める必要があります。
コンビニの居抜き物件で開業するメリット
ここからは、そんなコンビニの居抜き物件のメリットを詳しく確認していきましょう。
- 初期費用を抑えられる
- 開業準備期間を短縮できる
- ある程度の集客が見込める
それぞれ解説していきます。
①初期費用を抑えられる
コンビニ居抜き物件の最大のメリットは、初期費用を抑えられる点にあります。
新規で開業する場合と比べて、内装や設備費用を大幅に削減することが可能です。
店舗によっては、冷蔵ショーケースやレジなどの設備がそのまま使用できる場合もあり、その分、初期投資を抑えられます。
開業当初は何かと費用がかさむものですが、初期費用を抑えておくことで、運転資金に余裕を持たせることができるでしょう。
②開業準備期間を短縮できる
コンビニ居抜き物件は、既に店舗として使用されていた物件であるため、スケルトン状態の物件と比べて、開業準備期間を大幅に短縮できます。
水道や電気、ガスなどのインフラが整っている場合が多く、内装工事も最小限で済むケースが多いです。
また、コンビニ特有のレイアウトや設備がある程度整っているため、新規で設計・施工するより短期間で開業準備を進めることもできるでしょう。
時間短縮はそのままコスト削減にもつながり、早期の売上確保にも貢献します。
③ある程度の集客が見込める
コンビニ居抜き物件は、既に地域住民に認知されている立地にあることが多く、ある程度の集客が見込めます。
新規出店の場合、認知度向上のための広告宣伝活動に費用と時間をかける必要がありますが、居抜き物件であれば、その費用を抑制することが可能です。
特に、地域密着型の経営を目指している場合は、既存顧客の存在は大きな強みとなるでしょう。
コンビニの居抜き物件で開業するデメリット
一方で、コンビニの居抜き物件で開業する場合、以下のようなデメリットも考慮する必要があります。
- レイアウトの自由度が低い
- 競合店が多い場合がある
- 居抜き物件特有のトラブルがある
それぞれ確認していきましょう。
①レイアウトの自由度が低い
コンビニの居抜き物件は、元々はコンビニ店舗として設計されているため、レイアウトの自由度が低い点がデメリットとして挙げられます。
水道や電気、ガスなどの設備の位置も変更しにくい場合があり、希望する内装やレイアウトを実現するために大規模な工事が必要となるケースも考えられるでしょう。
特に、飲食店など、業種によっては、厨房設備の配置が重要となるため、注意が必要。
事前に物件の内見を行い、希望するレイアウトが可能かどうか、確認することが重要です。
②競合店が多い場合がある
コンビニは、駅近や住宅街など、人通りの多い場所に立地していることが多いため、競合店が多い場合も少なくありません。
同じ業種で開業する場合、競争が激化し、集客に苦労する可能性もあります。
出店エリアの市場調査を徹底的に行い、競合との差別化を明確にする必要があります。
③居抜き物件特有のトラブルがある
そのほか、居抜き物件特有のトラブルとして、以下のようなものも考えられます。
- 設備の老朽化:
想定外の修繕費用が発生する可能性がある - 原状回復義務:
原状回復の範囲や費用負担の把握が必要 - 以前の店舗のイメージ:
以前の店舗で発生したトラブルの有無
設備の老朽化や原状回復義務に関しては、契約前に設備の状態を入念にチェックし、賃主への確認や交渉が必要です。
また、以前の店舗次第では、近隣住民とのトラブルが発生しているケースもあります。
場合によっては、事前に近隣住民への挨拶や説明を行い、トラブルを未然に防ぐように努めることも大切です。
コンビニの居抜き物件で開業する際にかかる費用
ここで気になるのが、コンビニ居抜き物件で開業した場合、実際どれくらいの費用がかかるのか、という点です。
以下は1つの例としてご覧ください。
- 居抜き物件の初期費用:
100万円〜300万円程度 - 内装・設備費用:
200万円〜500万円程度 - その他初期費用:
50万円〜150万円程度 - 運転資金:
200万円〜500万円程度 - 合計:
500万円~1,000万円程度
こうした費用は、立地や物件の状態によって大きく異なりますが、開業費用「500万円~1,000万円」が1つのラインとなるでしょう。
内装工事費用を抑えるポイント
初期費用の中で大きな割合を占めるのが「内装工事」。
以下のような場合は、工事費用が割高になる傾向があります。
- 物件の老朽化が進んでいる場合
- 大規模なレイアウト変更を行う場合
- 特殊な設備を導入する場合
初期費用を抑えたいのであれば、内装工事費用をどれだけ抑えられるかがポイントとなるでしょう。
物件が老朽化しているとそれだけ費用がかかるため、まずは物件の状態確認が重要です。
その上で、レイアウト変更を最小限にしたり、使用できる設備はそのまま使用したりすることが求められます。
特に重要なのは、複数社から見積もりを取り、工事内容や価格を比較検討することです。
相見積もりを取って比較し、適正価格で工事を行うようにしましょう。
コンビニ居抜き物件に関する費用を抑える方法
最後に、コンビニ居抜き物件に関する費用を全体的に抑えるポイントを紹介します。
- 居抜き物件のメリットを最大限に活かす
- 助成金・補助金制度を活用する
- 居抜き物件専門の不動産会社に相談する
ぜひ予算内で開業を成功させてみてください。
①居抜き物件のメリットを最大限に活かす
コンビニ居抜き物件は内装や設備がそのまま使えるため、新規で開業する場合に比べて、内装工事費や設備購入費を大幅に削減できます。
このメリットを最大限に活かすためには、以下のポイントが重要です。
- できるだけ現状の内装や設備を活かす
- 不要な設備の撤去費用などを考慮する
- DIYでできる範囲を確認する
厨房機器など、使用できる設備はそのまま利用し、老朽化が激しいものだけを交換することで費用を抑えられます。
また、撤去費用は物件オーナーとの交渉次第で負担を減らせる可能性がありますので、費用を含め、事前に見積もりをしっかり確認しましょう。
②助成金・補助金制度を活用する
コンビニ居抜き物件で開業する場合、利用できる助成金や補助金制度がないか確認しましょう。
自治体によっては助成金や補助金制度を設けている場合があり、これらの制度を活用することで、開業資金の一部を補助してもらえる可能性があります。
助成金や補助金制度は、申請手続きが複雑な場合もあるため、事前に専門家に相談するのがおすすめです。
③居抜き物件専門の不動産会社に相談する
最後に、居抜き物件専門の不動産会社に相談することで、物件探しから費用交渉、内装工事まで、総合的にサポートを受けることができます。
不動産会社は、居抜き物件に関する豊富な知識と経験を持っているため、予算や希望に合った最適な物件を紹介してくれるだけでなく、費用を抑えるための交渉なども代行してくれるでしょう。
また、信頼できる内装業者を紹介してくれる場合もあります。
時間と手間を節約するためにも、専門家の力を借りることを検討してみましょう。
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まとめ
今回はコンビニ居抜き物件で開業するメリット・デメリットについて紹介しました。
コンビニ居抜き物件を活用することで、以下の利点が得られます。
- 初期費用を抑えられる
- 開業準備期間を短縮できる
- ある程度の集客が見込める
ただし、こうした恩恵を受けるためには、内装業者選びや、不動産会社選びが非常に重要です。
予算内で最高のお店を開業するためにも、ぜひTRUSTマーケットで理想の業者を見つけ出してみてくださいね。