店舗内装はDIYでもできる?メリットと必ず注意すべきポイントを解説
この記事をご覧の方は、以下のようなお悩みをお持ちではありませんか?
- 「店舗の内装はDIYでも作れるの?」
- 「店舗の内装をDIYするときの注意点は?」
店舗の内装を自分自身で作るか、検討しているオーナーの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、以下の内容を解説していきます。
- 店舗内装をDIYするメリット・デメリット
- 店舗内装をDIYする際の進め方
- 店舗内装をDIYする際の注意点
店舗の開業や移転、リニューアルなどを予定している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
店舗内装をDIYするメリット・デメリット
店舗の内装をDIYするにあたって、得られるメリットと、DIYならではのデメリットが存在します。
メリット・デメリットをそれぞれ把握し、自身の店舗の内装にDIYを取り入れたほうが良いのか、事前にチェックしていきましょう。
店舗内装をDIYするメリット
店舗の内装をDIYすることで得られるメリットは、以下の3つです。
- コストを削減できる
- 自分好みにデザインできる
- より店舗に愛着がわく
内装をDIYで完成させることができれば、内装施工を専門業者に依頼する場合に比べて、デザイン費や工賃などを抑えられる分、大幅なコストカットが可能です。
浮いた資金を他の準備費用に使うことができるため、より理想の店舗に近づけることができます。
また、専門業者に内装デザインを依頼するとなると、決められた選択肢から選ぶしかなく、イメージしていた内装から遠のいてしまうことがあります。
DIYであれば、内装に使用する壁材や塗料の種類、色の組み合わせなど、細部まで自分好みにすることができるので、こだわりのデザインを表現することが可能です。
そうして、苦労して壁や床などを一からDIYで作り上げた店舗には、より愛着が持てるでしょう。
店舗スタッフと一緒にDIY作業をすると、「みんなで作り上げた」という一体感も味わうことができ、全員のモチベーション向上も期待できますよ。
店舗内装をDIYするデメリット
店舗の内装をDIYすることで発生するデメリットは、以下の3つです。
- コスト管理が難しい
- スケジュール管理が難しい
- 安全性が保証されない
DIYにより費用が削減できる部分もありますが、選んだ素材やDIY方法によっては、むしろ余計にコストがかかってしまう場合があります。
理想に近づけたいが故に、使用する内装材にこだわりすぎてしまったり、慣れないDIYで何度も作り直して、さらに材料が必要になってしまったりすることも。
また、DIYに苦戦して想定より準備に時間がかかってしまい、開業までに間に合わなくなってしまうケースもあります。
初めてDIYにチャレンジする場合は、事前に予算チェックや余裕をもったスケジュールを組むようにしましょう。
さらに、DIYで特に注意が必要な点といえば、耐久性が求められる場所の作業です。
重さのある素材でのカウンター作りや、天井から重量のあるものを吊り下げる場合などは、しっかりとした強度が必要な場合が出てきます。
万が一、耐久性が足りない状態のままにしてしまうと、最悪の場合お客様やスタッフに怪我を負わせてしまう可能性も。
大変な事態を招かないためにも、耐久性が求められる部分は、専門の内装業者に相談することをおすすめします。
店舗内装をDIYする際の進め方
ここまで、内装をDIYすることによって、さまざまなメリット・デメリットがあることが分かりました。
では、実際にDIYを実行するにあたっての一連の流れについて、具体的に確認していきましょう。
- 専門の内装業者と打ち合わせする
- 内装業者に見積りを依頼する
- 内装業者に依頼する部分とDIYする部分を決める
- DIYするにあたって必要な工具・材料を揃える
- DIYに取り掛かる
①専門の内装業者と打ち合わせする
自身でDIYを行う場合であっても、まず初めに内装の専門業者と打ち合わせをすることをおすすめします。
店舗の詳しい状況を見てもらい、DIYでは補えない、工事が必要な箇所を全て洗い出す必要があるからです。
工事内容が明確になれば、必要な日数や作業時間が分かり、それに合わせてDIYのスケジュールも立てやすくなります。
内装作りの途中でトラブルが起こってしまっても問題がないように、余裕を持ったスケジューリングにしましょう。
②内装業者に見積りを依頼する
自身の店舗に必要な工事内容が整理できたら、次に内装業者へイメージに合ったプランでの見積もりを依頼しましょう。
その際、複数の内装業者から相見積もりを取ることをおすすめします。
相見積もりを取ることで、予算内でより理想に近い内装デザインを実現できる、内装業者を見つけることができるからです。
また、工事内容によっては、DIYより内装業者に依頼する方が安く済む場合があるので、予算も含めてDIYする箇所を考慮しましょう。
③内装業者に依頼する部分とDIYする部分を決める
内装業者から見積もりを取ったら、その内容をもとに、自分でDIYする箇所を検討しましょう。
その際、DIYで可能な工事であっても、実際に自分で作業するとなると、手間とコストが比例しない作業もあるため、「コスト削減できるから」と安易に決めるのは要注意です。
例えば、壁の塗装なら簡単にDIYできますが、床下地材にフローリング材を打ち付ける作業は難易度が高いため、かなりの技術が必要になってきます。
少しでもDIYするのに不安がある工事は、専門業者に依頼することをおすすめします。
④DIYするにあたって必要な工具・材料を揃える
内装業者に依頼する部分とDIYする部分を明確にしたら、DIYに必要な道具や材料を用意しましょう。
DIYに用いられる工具には、主にノコギリやドライバー、やすり、ハンマー、ドリルなどがあります。
DIY初心者でも使いやすい工具もあり、最近ではレンタルサービスもあるので、利用してみるのもおすすめです。
作業をスムーズに進めるために、必要な道具や材料は事前にリストアップして用意しておきましょう。
⑤DIYに取り掛かる
必要な道具や材料が揃ったら、さっそくDIYに着手していきましょう。
DIY中も、都度作業の進行具合を確認して、遅れている部分があれば内装業者に相談したり、変更が必要な部分があれば迅速に判断するなど、進捗確認はしっかり行う必要があります。
DIYが完了した後も、専門業者に工事を依頼している部分を含めて内装全体をチェックして、イメージと違っている部分があれば、早めに指摘・微調整を行い、開店に影響が出ないように注意しましょう。
店舗内装をDIYする際の注意点
店舗の内装をDIYする上で、いくつか注意が必要な部分もあります。
主な注意点は、以下の3つです。
- DIYでは対応しきれない部分がある
- DIYによる内装で顧客満足度が下がる可能性がある
- 業者に依頼した方が安く済む可能性がある
①DIYでは対応しきれない部分がある
内装工事の中で、DIYを行うことができない場所があるのをご存じでしょうか。
それは、電気・水道・ガスなどの配管・配線設備の工事です。
専門の資格がなければ、工事自体を実施することができません。
資格がなくDIYを施してしまうと、漏電や水漏れが起きた際に保険が下りなかったり、万が一設備が故障したりしても、全て自身で負担する必要が出てきてしまいます。
お客様やスタッフの安全のためにも、配管・配線設備の工事は、必ず専門業者に依頼することをおすすめします。
②DIYによる内装で顧客満足度が下がる可能性がある
自分のこだわりの内装にできるのがDIYの魅力の1つですが、自身の理想の内装と、ターゲット層が求めている内装は、一致しているでしょうか。
好みの内装にすることに問題はありませんが、店舗を利用されるお客様のニーズからかけ離れてしまうと、店舗の利用率が下がってしまい、収益に影響が出てしまう可能性が。
また、デザイン重視のDIYを行ってしまい、店内の動線や設備が整っていないと、お客様や従業員から不満の声が上がってしまうことも。
DIYを行う際には、お客様が求めている内装も調査して考慮したうえで、実施しましょう。
③業者に依頼した方が安く済む可能性がある
工事費用を抑える目的でDIYを行う場合でも、工事内容によっては業者に依頼したほうが安く済む場合があります。
使用したい材料や、必要な作業時間なども考慮して見積もりを依頼し、コスト削減ができるかチェックした上で、DIYを検討しましょう。
また、専門業者の中には、内装デザインから施工まで一貫して行っている業者もあるため、デザイン自体に悩んでいる方は、トータルで見積もりを依頼することもおすすめです。
DIYだけでなく業者への依頼も検討しよう
費用を安く抑えたり、こだわりのデザインにできるメリットがあるのが、DIYの魅力です。
しかし、DIYに不慣れな場合、想定以上に作業に時間がかかってしまったり、資格がないと工事できない箇所が存在したりするなど、不安要素も拭い切れません。
極端に予算が足りないなどの理由がない限りは、DIYで失敗してしまう前に、専門業者へ依頼することをおすすめします。
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まとめ
今回は、店舗内装をDIYするメリット・デメリットや、DIYの進め方・注意点についてご紹介しました。
内装をDIYすることで、コスト削減が期待できるなど、さまざまなメリットがあります。
しかし、専門知識がないまま無理にDIYを進めてしまうと、予定していたデザインから離れてしまったり、設備に問題が発生したりすることも。
内装のDIYに不安があるなら、専門業者に工事を依頼することを検討しましょう。
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