【店舗向け】内装材の種類と特徴を解説!失敗しない素材選びのポイント
この記事をご覧の方は、以下のようなお悩みをお持ちではありませんか?
- 「店舗の内装材は何を使えばいい?」
- 「内装材ごとのメリットやデメリットは?」
店舗の内装を考えるにあたり、「内装材」に関してお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、以下の内容を解説していきます。
- 内装材の種類とそれぞれの特徴
- 内装材を選ぶ際のポイント
- 内装工事の費用を抑えるポイント
店舗に適した内装材を選びたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
内装材の種類とそれぞれの特徴
内装材は、店舗の雰囲気を大きく左右する重要な要素の一つ。
まずは、以下3種類に分け、内装材の種類と特徴を解説します。
- 壁材
- 床材
- 天井材
それぞれのメリットやデメリットについて、確認していきましょう。
①壁材の種類と特徴
壁は、店舗の内装において最も面積が広く、お客様の視界にも入りやすい部分です。
そのため、壁材選びは、店舗の雰囲気を決定づける上で非常に重要となります。
これを踏まえ、内装材を4つ見ていきましょう。
1-1.塗り壁
塗り壁は、モルタルや漆喰などの材料を壁に塗って仕上げる方法です。
独特の質感と温かみがあり、高級感を演出したい店舗に向いています。
また、調湿効果や消臭効果も期待できるでしょう。
1-2.壁紙
壁紙は、ビニールクロスや紙クロスなどを壁に貼り付ける方法です。
豊富なデザインやカラーがあり、比較的安価で施工できるため、多くの店舗で採用されています。
機能性壁紙も充実しており、防汚性や防カビ性、消臭性などを備えた壁紙も販売されています。
1-3.木材
木材は、温かみがあり、ナチュラルな雰囲気を演出できる壁材です。
無垢材や集成材、羽目板など、様々な種類の木材があります。
木材は、木材の種類や塗装方法によって雰囲気が大きく変わるため、店舗のコンセプトに合わせた選択が重要です。
1-4.タイル
タイルは、粘土や石などを高温で焼き固めた壁材です。
耐久性や耐水性に優れており、汚れにくいため、水回りや厨房など、汚れやすい場所に適しています。
デザインも豊富で、モザイクタイルや大判タイルなど、様々な種類があります。
②床材の種類と特徴
床材は、お客様が直接触れる部分であるため、安全性や快適性に配慮する必要があります。
また、店舗のデザインやコンセプトに合った床材を選ぶことも重要です。
これを踏まえ、内装材を4つ見ていきましょう。
2-1.フローリング
フローリングは、木材を加工して板状にした床材です。
天然木の温かみを感じることができ、高級感や落ち着きのある空間を演出できます。
複合フローリングと無垢フローリングがあり、複合フローリングは、複数の木材を貼り合わせて作られているため、無垢フローリングよりも安価で、反りや割れが起こりにくいという特徴があります。
一方、無垢フローリングは、天然木ならではの風合いを楽しめることがメリットです。
2-2.クッションフロア
クッションフロアは、塩化ビニル樹脂を主成分としたシート状の床材です。
クッション性があり、足音などが響きにくいという特徴があります。
また、水や汚れに強く、デザインも豊富であるため、様々な店舗で使用されています。
DIYでも施工しやすい床材です。
2-3.タイル
タイルは、粘土や石などを高温で焼き固めた床材です。
耐久性や耐水性に優れており、汚れにくいため、水回りや厨房など、汚れやすい場所に適しています。
デザインも豊富で、モザイクタイルや大判タイルなど、様々な種類があります。
2-4.畳
畳は、イグサを織り込んで作った日本の伝統的な床材です。
独特の風合いと香りが特徴で、和風の空間や落ち着いた雰囲気の空間に最適です。
断熱性や吸音性にも優れており、リラックス効果も期待できます。
最近では、和紙や樹脂で作られた畳も販売されています。
③天井材の種類と特徴
天井材は、店舗の空間の広がりや雰囲気を大きく左右する要素の一つです。
また、照明器具との組み合わせによっても、空間の印象をガラリと変えることができます。
これを踏まえ、内装材を3つ見ていきましょう。
3-1.クロス
クロスは、壁紙と同じように、ビニールや紙などの素材を天井に貼り付ける天井材です。
安価で施工しやすいことが特徴で、様々なデザインやカラーがあります。
防汚性や防カビ性、消臭性などを備えた機能性クロスも販売されています。
3-2.塗装
塗装は、ペンキなどを用いて天井に直接色を塗る方法です。
クロスよりも耐久性があり、様々な色やパターンを表現できます。
また、汚れやキズが目立ちにくいというメリットもあります。つやあり、つや消しなど、仕上がりの質感を選ぶこともできます。
3-3.木材
木材は、温かみがあり、ナチュラルな雰囲気を演出できる天井材です。
無垢材や集成材、羽目板など、様々な種類の木材があります。
壁材同様に、木材の種類や塗装方法によって雰囲気が大きく変わるため、店舗のコンセプトを踏まえて選択しましょう。
内装材を選ぶ際のポイント
内装材を選ぶ際には、以下のポイントを意識してみてください。
- 店舗のコンセプトとの整合性を図る
- 空間の広さとのバランスを調整する
- 耐久性・メンテナンス性の高いものを選ぶ
- 安全性の高い素材を選ぶ
- コストパフォーマンスも重視する
それぞれのポイントについて解説していきます。
①店舗のコンセプトとの整合性を図る
内装は、お客様に店舗のコンセプトを伝える重要な要素です。
例えば、高級感を演出したい場合は、大理石や木材など重厚感のある素材を選ぶと良いでしょう。
一方、カジュアルな雰囲気を出したい場合は、コンクリート打ちっぱなしやレンガなどラフな素材が適しています。
ターゲット層や提供する商品・サービスに合わせて、最適な内装材を選びましょう。
②空間の広さとのバランスを調整する
内装材を選ぶ際には、空間の広さとのバランスも重要です。
狭い空間の場合、明るい色合いの内装材を選ぶことで、空間を広く見せる効果が期待できます。
逆に、広い空間の場合、暗めの色合いの内装材を選ぶことで、空間を引き締めることができるでしょう。
③耐久性・メンテナンス性の高いものを選ぶ
店舗は不特定多数の人が利用する場所なので、耐久性が高い内装材を選ぶことが大切です。
特に、床材は、人の往来や荷物の移動などで傷がつきやすい部分ですので、耐摩耗性に優れた素材を選ぶようにしましょう。
また、汚れが目立ちにくい素材や、清掃しやすい素材を選ぶことも重要です。
特に水回りや厨房は、水や油汚れに強い素材を選ぶ必要があります。
壁材には、油汚れを落としやすいタイルや、撥水加工が施された壁紙などが適しているでしょう。
④安全性の高い素材を選ぶ
お客様の安全を確保するために、安全性も重要な要素です。
特に、床材は滑りにくい素材を選ぶことが大切。
また、小さなお子様がいる場合は、衝撃吸収性が高い素材を選ぶと安心です。
店舗は、不特定多数の人が利用するため、火災が発生した場合のリスクを考慮する必要があります。
内装材を選ぶ際には、防火性能も確認しましょう。
⑤コストパフォーマンスも重視する
内装材は、種類によって価格が大きく異なります。
予算に合わせて、最適な内装材を選びましょう。
ただし、安価な素材は、耐久性が低かったり、メンテナンスに手間がかかったりする場合があります。
初期費用だけでなく、ランニングコストも考慮して選ぶことが大切。
また、高級な素材を部分的に使用することで、コストを抑えつつ、高級感を演出することも可能です。
内装工事の費用を抑えるポイント
内装材は様々な種類がありますが、限られた予算内で工事を行うことが重要です。
工事費用を抑えるために、以下のポイントを意識してみてください。
- 適切な内装材を選ぶ
- 工事の範囲を明確にする
- 施工業者を比較検討する
それぞれ確認していきましょう。
①適切な内装材を選ぶ
内装材は、種類によって価格が大きく異なります。
機能性やデザイン性を考慮しながら、予算に合った内装材を選ぶことが重要です。
また、既存の内装材を活かすことで、解体費用や廃材処理費用を抑えることができます。
例えば、既存の床材の上に重ね張りしたり、壁の一部だけをアクセントクロスにしたりするのも効果的です。
②工事の範囲を明確にする
内装工事の範囲が広範囲になるほど、費用は高額になります。
本当に必要な工事内容を検討し、費用を抑えるようにしましょう。
例えば、トイレや浴室などの水回りは、内装材の劣化が進んでいる場合が多いため、部分的にリフォームするだけでも費用を抑えられます。
また、DIYでできる範囲の工事は、自分で行うことで費用を抑えることも可能です。
③施工業者を比較検討する
内装工事の費用は、施工業者によって大きく異なる場合があります。
複数の施工業者から見積もりを取り、価格やサービス内容を比較検討することが大切です。
少なくとも3社以上の施工業者から相見積もりを取るようにしましょう。
相見積もりを取るのが面倒だったり、業者探しがうまく進められなかったりする場合は、業者紹介サービスなども活用してみてください。
内装業者をお探しなら「TRUSTマーケット」
まとめ
今回は内装材の種類とそれぞれの特徴について紹介しました。
内装材を選ぶ際は、ぜひ以下のポイントを意識してみてください。
- 店舗のコンセプトとの整合性を図る
- 空間の広さとのバランスを調整する
- 耐久性・メンテナンス性の高いものを選ぶ
- 安全性の高い素材を選ぶ
- コストパフォーマンスも重視する
また、こうした内装材を用いてデザインを作り上げるのは、「内装業者」です。
内装業者次第でデザインの仕上がりや費用は大きく異なるため、納得いく会社に依頼するようにしましょう。
もし業者選びでお困りでしたら、「TRUSTマーケット」にご相談くださいね。