パーソナルジムの内装デザインを考えるポイント!物件の選び方も解説
この記事をご覧の方は、以下のようなお悩みをお持ちではありませんか?
- 「パーソナルジムを開業するけど、内装デザインはどうすればいい?」
- 「スポーツジムの工事費用を抑えるポイントは?」
パーソナルジムやスポーツジムを開業する際、「物件」「内装」をどうしたらいいか迷う方は多いのではないでしょうか。
本記事では、パーソナルジムの内装について、以下の内容を解説していきます。
- パーソナルジム開業に向いた物件の選び方
- パーソナルジムの内装工事の費用相場
- パーソナルジムの内装業者の選び方
小規模〜中規模のジムを開業する方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
パーソナルジム開業に向いた物件の選び方
パーソナルジムを開業する際に、まず決めるべきは「物件」です。
物件を決定する際は、以下を踏まえて選んでみてください。
- まずはコンセプトを決定する
- エリアや立地も考慮する
- トレーニングできる広さがある
- 商用利用可能な物件を選ぶ
- SRC・RC構造の物件を選ぶ
- 居抜き物件も探してみる
物件がまだ確定していない方は、ぜひこれらを意識しましょう。
①まずはコンセプトを決定する
パーソナルジム開業にあたり、まず着手するべきが「コンセプトの決定」です。
例えば、パーソナルジムと一口に言っても、以下のように様々なタイプが挙げられます。
- 女性専用のダイエット特化パーソナルジム
- 平日の仕事帰りにサクッと寄れるパーソナルジム
- 中高年専門のパーソナルジム
これらを踏まえ、コンセプトは「お客さんに選ばれる理由」とも表現できます。
コンセプト次第でパーソナルジムの成否が決まると言っても過言ではないので、ぜひどういったジムを開業したいか言語化してみてください。
②エリアや立地も考慮する
コンセプトを元に、物件のエリアや立地を考えましょう。
エリアによって存在する人は異なるため、以下のように物件エリアを絞り込むことが可能です。
- サラリーマンがターゲットのジム:オフィス街の近く
- 中高年や主婦層がターゲットのジム:住宅街の近く
また、大まかなエリアを決めたら、細かな立地にもこだわりましょう。
駅の近くやバス停の近く、地方の場合は駐車場が確保できるのかなど、アクセスのしやすさまで考慮してみてください。
立地は集客のしやすさに大きく影響を与えるので、慎重に選びましょう。
③トレーニングできる広さがある
パーソナルジムは、性質上あまり人が集まらない施設であるため、そこまで大きさにこだわる必要はありません。
とはいえ、トレーニングをする上で十分なスペースは確保する必要があります。
- どういったトレーニングを行うのか?
- 導入するマシンの大きさはどの程度か?
- 什器を全て搬入したとしてどれくらいのスペースが残るか?
こういった点を事前に考えておくと、イメージ通りの広さの物件を選びやすくなるでしょう。
最低限、必要なマシンや器具を前もって洗い出しておくと、イメージが付きやすくなるはずです。
このほか、機器を搬入できる天井高であるかも事前に確認しておきましょう。
④商用利用可能な物件を選ぶ
広さが十分でも、物件によってはジムとして利用できない場合があります。
パーソナルジムを開業する場合は、商用利用可能な物件を選んでみてください。
規模によっては事務所タイプの物件や、店舗利用可能な物件を選ぶといいでしょう。
また、フリーウエイトなどを扱う場合には、防音性の高さや耐重量なども確認する必要があります。
こういったことを前提とした上で、パーソナルジムとしての利用がOKか、物件オーナーに相談するようにしてみてください。
⑤居抜き物件も探してみる
物件選びの際は、居抜き物件がないか探してみましょう。
- スケルトン物件:まっさらな物件
- 居抜き物件:前の設備や器具が残された物件
スポーツジムの居抜き物件を見つけられると、内装などの工事費用を大きく節約することが可能です。
あまりジムに適した居抜き物件は少ないかもしれませんが、意識しておくことで思わぬ当たり物件が見つかるかもしれません。
パーソナルジムの内装デザインの考え方
物件が決まったら、パーソナルジムの内装イメージを固めていきましょう。
デザインの考え方としては、以下が挙げられます。
- 物件の損傷を防げる内装にする
- 費用を抑えた大衆向けの内装にする
- 開放感ある環境にする
それぞれ解説していきます。
①開放感ある環境にする
パーソナルジムの内装デザインは、開放感ある環境を意識しましょう。
具体的には、撤去できる壁はなくし、ワンフロアを広くするようなイメージです。
ジムの多くがこうした内装デザインになっているかと思いますが、これにより工事費用や電気代を抑えられるメリットがあります。
器具の置き場所などのレイアウトも考えやすいため、壁を撤去しても良い物件であれば、ぜひ開放感ある環境を心がけてみてください。
②物件の損傷を防げる内装にする
スポーツジムを経営する場合、物件に傷がつかないようにすることも大切です。
壁際へのマシンの配置を避けたり、厚めのゴムマットを敷いたり等、傷防止に努めましょう。
また、物件ごとの耐荷重も確認してみてください。
- 一般的なマンション:1㎡あたり180kgまで
- テナント物件:1㎡あたり300kgまで
こうした点を踏まえて内装業者に相談することで、安心できるデザイン・設備が実現できます。
③費用を抑えた大衆向けの内装にする
デザイン面に関しては、高い素材を使用したり、高級感等にこだわったりする必要はありません。
スポーツジムであれば、清潔感や爽やかさが感じられれば問題はないでしょう。
とはいえ、パーソナルジムは女性からも人気なサービスですから、綺麗さやオシャレであるのに越したことはありません。
こだわりすぎて高い素材を使う必要はありませんが、しっかり内装業者にイメージを伝えるようにしてみてください。
パーソナルジムの内装工事の費用相場
パーソナルジムの内装工事の費用相場は、坪単価10〜30万円ほど。
例えば20坪のジムであれば、200〜600万円ほどの工事費用がかかるイメージです。
高級な素材等を使わず、ジムとしての最低限の工事を行うのであれば、かなり費用は抑えられるでしょう。
居抜き物件であれば、ジムの開業費用は更に安く済ませられるはずです。
とはいえ、エリアや内装会社の選び方次第で金額は異なりますので、業者選びは慎重に行いましょう。
パーソナル・スポーツジムの内装事例
ここからは、実際のパーソナルジムやフィットネスジムの内装デザインの事例を紹介します。
コンセプトやイメージが定まっていない方は、ぜひ他のジムの内装を参考にしてみてください。
①VILLA Free Fitness@神戸三宮
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こちらは神戸三宮の「VILLA Free Fitness」さん。
女性専用の貸切フィットネスジムです。
スポーツジムでありながらも、美容室のようなオシャレさを感じさせる内装ですね。
女性の利用者をターゲットにしているということで、とても爽やかで居心地の良さそうなデザインです。
②フィットネスジム@不明
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こちらは内装会社さんがアップしていたデザインです。
暗めのインテリアに白い大理石が用いられています。
シンプルながらも、トレーニング意欲が掻き立てられる内装デザインですね。
パーソナルジムの内装業者を選ぶ時のポイント
内装デザインのイメージは固まりましたか?
納得いくジムのデザインを実現するためには、ズバリ「業者選び」が最も重要です。
ぜひ以下の基準で、イメージを形にしてくれる内装会社さんを選んでみてください。
- ジムの施工事例の有無を確認する
- 相見積もりを取る
- デザイン面と費用面のバランスで業者を選ぶ
それぞれ解説していきます。
①ジムの施工事例の有無を確認する
内装業者を探す際、まず確認したいのが過去の施工事例です。
必ず以下の2点をチェックするようにしてみてください。
- 自分のイメージと合う内装デザインか
- スポーツジムの施工経験はあるか
内装会社と言っても様々ですので、ジム内装を得意としているところもあれば、そうでないところもあります。
ジムの内装デザインを安心して任せられそうか、必ず事例を確認しましょう。
②相見積もりを取る
内装業者を選定する際は、必ず複数の会社で相見積もりを取るようにしましょう。
1つの業者に見積もりを出すだけだと、以下を判断しづらいです。
- 費用は安いのか
- デザインの提案は優れているのか
- 信頼できる業者なのか
「デザイン」や「内装工事」は明確な相場が定まっていませんから、複数の業者で比較しないと、納得いくサービスを選ぶことができません。
相見積もりを出し、それぞれの料金や提案内容でしっかり比較するようにしてみてください。
③デザイン面と費用面のバランスで業者を選ぶ
相見積もりを出したものの、業者選びに迷うこともあるでしょう。
その際は、デザイン面と費用面のバランスを重視してみてください。
スポーツジムは内装にこだわりすぎる必要はないものの、やはり売上にそれなりには貢献してくる要素です。
予算を踏まえた上で、以下2点を考えてみてください。
- どこまでの金額を出せそうか
- どのデザインがイメージと合うか
それでも業者選びで悩みそうなら、業者紹介サービスを利用することをおすすめします。
内装業者をお探しなら「TRUSTマーケット」
まとめ
今回は、パーソナルジムや小規模なフィットネスジムの内装デザインについて解説しました。
パーソナルジムでは内装費用をなるべく抑えたいですが、やはりデザイン面も重要。
ジムの内装次第では、以下のメリットが得られるでしょう。
- 利用者のトレーニング意欲が高まり、継続率が上がる
- 雰囲気を重視する女性客にも気に入られる
- SNSなどで興味を持たれやすくなる
とはいえ、納得いくオシャレなジムを形にするためには、やはり「内装業者」の選び方が重要。
内装業者選びでお困りの際は、ぜひTRUSTマーケットをご利用くださいね。