飲食店のトイレの内装で意識するポイントは?事例や費用を抑えるコツも紹介!
この記事をご覧の方は、以下のようなお悩みをお持ちではありませんか?
- 「飲食店のトイレの内装デザインを決めるにはどうしたらいい?」
- 「実際の飲食店のトイレの内装デザインはどんな感じ?」
トイレの内装にこだわることは、飲食店の経営を成功させるのにとても大切な要素です。
本記事では、以下の内容を解説していきます。
- 飲食店のトイレの内装を考える際のポイント
- 飲食店のトイレの内装デザインの事例
- 飲食店のトイレの内装工事の費用相場
これから飲食店を開業する方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
飲食店のトイレの内装にこだわる理由
お客様が飲食店を選ぶときの基準は、メニューや従業員のサービスだけではありません。
トイレの内装が清潔かどうかも、お店選びの基準のひとつです。
飲食店のトイレの内装にこだわると、以下の3つのメリットが得られます。
- 顧客満足度が向上する
- リピート率が向上する
- 口コミによる集客が期待できる
実際、2013年に住宅設備機器メーカーのTOTOが行った、「飲食店トイレに対するお客様意識のアンケート調査」にて、以下のような結果が出ています。
①あなたは、飲食店のトイレがきれいだとどのように感じますか。(複数回答)
- 「お店のイメージが良くなる」79%
- 「機会があればまた来ようと思う」39%
- 「人にそのお店を紹介するとき、自信を持ってすすめられる」24%
- 「そのお店を誰かに紹介したくなる」11%
②あなたは、飲食店のトイレが汚いとどのように感じますか。(複数回答)
- 「お店のイメージが悪くなる」77%
- 「お料理や雰囲気のレベルが同じなら、ほかの店に行こうと思う」46%
- 「料理がおいしくても、人には紹介できない」36%
飲食店のトイレの内装がきれいだと、店舗のイメージアップに繋がり、お客様満足度が高くなることが分かります。
お客様に満足してもらうことができれば、リピーター獲得にも大きく影響を与えることが可能です。
また、店舗の印象が良ければ、口コミで店舗の情報が広まり、さらに多くのお客様に来店してもらうことができるため、集客の増加も期待できるでしょう。
このように、トイレの内装にこだわることは、飲食店を経営する上でとても重要な要素と言えます。
飲食店のトイレの内装を考える際のポイント
飲食店のトイレの内装デザインを決める主なポイントは、以下の5つです。
- 清潔感を演出する
- 照明も工夫する
- 手入れしやすい内装材を使う
- 設備の機能面を重視する
- 幅広い層が使いやすいトイレを作る
①清潔感を演出する
飲食店におけるトイレに求められる最も重要な要素は、清潔感です。
飲食店のトイレが清潔であれば、それだけで店舗の印象が良くなるでしょう。
清潔感を演出するポイントとしては、まず内装の色味が挙げられます。
ホワイトやブルーなど爽やかな色を取り入れることで、清潔感を演出することが可能。
さらにグリーンやブラウンなどのアースカラーを取り入れれば、清潔感の中にもリラックスした空間を作り出すことができますよ。
このほか、便座クリーナーや自動蛇口などを設置することで、清潔感を演出することが可能です。
②照明も工夫する
また、トイレの照明選びも大切。
トイレに合う照明は、一般的に白熱灯とされていますが、少し眩しく感じてしまう場合もあるので、白熱灯を使う場合は明るさを調整しましょう。
暖色系の電球を選んだり、間接照明を用いたりすれば、優しく落ち着いた空間を演出することも可能です。
③手入れしやすい内装材を使う
トイレの内装を決める際には、使用する内装材にもこだわる必要があります。
トイレの清潔感を保つためには、掃除しやすい内装材を選ぶことが大切だからです。
内装材にこだわれば、日々の清掃も手間がかからず、清潔を保ちやすくなります。
使用する素材には、耐水性や耐久性に優れたタイルや塗装、汚れを簡単に拭き取ることができるクッションフロアやフロアタイルがおすすめです。
また、トイレ自体に自動洗浄機能があるものを選んだり、水汚れが目立ちにくい鏡を使用したりするなど、設置する備品にもこだわると、より手入れがしやすく、清潔感を保ちやすいですよ。
④設備の機能面を重視する
店舗のトイレはさまざまなお客様が使う場所のため、設備の機能面を重視しましょう。
設備の充実度によってお客様への配慮度合が顕著に表れ、お店のイメージが変わりやすく、顧客満足度に関わってくるためです。
たとえば、トイレの設備で代表的なのがウォシュレット。
普段から利用している方にとっては、なくてはならない機能です。
あらかじめ設定した温度に便座を温めてくれる暖房便座や、便座に近づくと自動でふたが開閉するオート開閉なども、おすすめの機能ですよ。
店舗の予算と相談しながら、トイレに必要な設備を揃えましょう。
⑤幅広い層が使いやすいトイレを作る
あらゆる人が利用するトイレでは、ファミリー層やシニア層など、幅広い年齢層のお客様が使いやすいトイレにする事が大切です。
具体的な例は、以下の通りです。
- お子様連れ…ベビーチェアやおむつを交換するスペースを確保する
- ご年配の方…広々とした個室や手すりを設置する
- レディース…生理用品を廃棄する自動開閉式サニタリーボックスを設置する
このように、世代ごとに合ったさまざまな配慮が必要となります。
お客様が快適に使用できるトイレの内装を目指しましょう。
飲食店のトイレの内装デザイン事例
ここからは、実際の飲食店のトイレ内装事例を紹介していきます。
トイレの内装デザインのイメージが固まりにくい方は、ぜひ参考にしてみてください。
①ダイニングバーのトイレ
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こちらはダイニングバーのトイレ内装です。
年数が経っていたトイレとのことですが、施工によってとても綺麗になっていますね。
全て金色に加工されており、ゴージャスな印象を受けます。
高級感も感じられるので、利用する側としても「綺麗に使わないと」といった気分になりそうです。
②焼肉屋さんのトイレ
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こちらは焼肉屋さんのトイレ内装のデザイン。
トイレのタンクがないため、スッキリした印象を受けます。
木材で暖かみを感じつつも、おしゃれで清潔感が感じられる内装ですね。
飲食店のトイレの内装工事の費用相場
飲食店のトイレの内装工事には、さまざまな費用がかかります。
工事内容別の一般的な費用相場は、以下の通りです。
- 床材…1㎡当たり約2,500〜10,000円程度
- 壁材…1㎡当たり約1,000〜18,000円程度
- トイレ本体・内装材の施工工賃…約数万〜20万円程度
- ハンドドライヤー…約4万〜20万円程度
使用する内装材やトイレの広さ、設置する備品の大きさや機能によっても、かかってくる費用は異なってきます。
デザイン設計によって費用はピンキリですので、ご自身の予算と照らし合わせて、工事内容を決めていきましょう。
飲食店のトイレの内装工事費用を抑えるコツ
トイレの内装工事費用を抑えるコツは、以下の通り。
- 安価なトイレを選ぶ
- 居抜き物件を選ぶ
- 補助金や助成金を利用する
トイレには多くの機能が搭載されていますが、必ずしもすべての機能が必要とは限りません。
高機能なトイレになるほど値段が上がり、その分コストもかかってしまいます。
安価なトイレにも、温水洗浄便座などの基本的な機能を備えたタイプが多く存在しますので、予算に合わせて必要な機能に絞りましょう。
トイレの内装工事を行う際、国や地方公共団体が提供している補助金や助成金を活用して、負担を軽減できる場合があります。
例えば、多くの自治体では、節水トイレの設置や高齢者向けの改修工事など、特定条件のリフォームに対して独自の補助金を設けています。
事前にこれらの情報を調べて、施工内容に合わせて最適なものを選択しましょう。
内装工事費用を抑えたいなら相見積もりを取る
内装工事を依頼する業者を決める際には、複数の業者から見積もりをとって比較する必要があります。
これは、内装会社によって建築スケジュールや、仕上がり、費用が異なってくるためです。
1つの業者の金額や提案を確認するだけだと、それが最適な内容なのか判断もつきづらいでしょう。
相見積もりを取って「比較」することで、信頼できる業者を選ぶことができます。
複数の業者の提案を精査し、理想の内装を実現させましょう。
内装業者をお探しなら「TRUSTマーケット」
まとめ
トイレの内装にこだわることで、お店のイメージアップに繋がり、顧客満足の向上やリピート率に影響を与えることが分かりました。
そんなトイレ内装を考える際のポイントは、以下の通りです。
- 清潔感を演出する
- 照明も工夫する
- 手入れしやすい内装材を使う
- 設備の機能面を重視する
- 幅広い層が使いやすいトイレを作る
しかしながら、施工業者選びに失敗してしまうと理想のトイレ内装を作ることができません。
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イメージ通りのトイレの内装を完成させて、飲食店経営を成功させましょう。