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スケルトン店舗の工事費用の相場は?居抜き物件との違いや費用を抑えるコツも

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この記事の監修

7年で100店舗以上の水商売の開業支援を行う。 開業支援の際に水商売オーナーが外注する業者選定もサポート。 30業種100社以上の業者の選定経験からオーナーに最適な業者選びのノウハウを提供。

この記事をご覧の方は、以下のようなお悩みをお持ちではありませんか?

スケルトン物件は、自由な内装設備が実現できる一方で、注意点やデメリットもいくつか存在します。

本記事では、そんな「スケルトン物件」について、以下の内容を解説していきます。

スケルトン物件で店舗を始めようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

スケルトン物件とは?

スケルトン物件とは、建物の構造部分のみを残して、内装や設備がすべて撤去された状態の物件のこと。

具体的には、天井、壁、床などが剥ぎ取られ、配管や配線もむき出しの状態となっています。

スケルトン店舗のメリット

スケルトン店舗は、自分の業態やコンセプトに合わせて、自由自在に内装や設備を設計できることが最大のメリット。

既存の内装や設備に制約されずに、理想の空間を作り上げることができます。

スケルトン店舗のデメリット

スケルトン店舗は、自由度の高さの一方で、内装や設備をすべて自分で用意する必要があります。

また、専門的な知識や経験がない場合は、内装業者との打ち合わせや工事の進捗管理が難しい場合も考えられます。

スケルトン店舗に向いている業態

スケルトン店舗は、特に以下のような業態に適しています。

これらの業態では、既存の内装や設備に制約されると、理想の空間を実現することが難しくなります。

しかしスケルトン店舗であれば、でしょう。

スケルトン物件の工事費用の相場

スケルトン物件の工事内容は、大きく分けて「基本工事」「内装工事」「設備工事」の3つに分類されます。

それぞれの工事内容と費用相場の目安は以下の通りです。

工事内容費用相場(坪単価)主な作業内容
基本工事20,000円~50,000円解体工事、電気配線工事、給排水・衛生設備工事など
内装工事50,000円~150,000円床工事、壁工事、天井工事、塗装工事、建具工事など
設備工事30,000円~100,000円空調設備工事、厨房設備工事、照明器具設置工事など

上記はあくまで目安であり、実際の費用は、物件の状況や選択する設備・資材によって大きく変動します。

よって、必ず複数の業者に見積もりを取り、比較検討することが重要です。

業種別でスケルトン物件の工事費用を比較

スケルトン物件の工事費用は、業種によって大きく異なります。

ここでは、代表的な業種別に、スケルトン物件の工事費用の相場を坪単価で見ていきましょう。

①飲食店

坪単価:30~100万円

飲食店は、厨房設備や給排水工事など、大規模な工事が発生しやすいため、他の業種と比較して費用が高額になりがち。

厨房設備の規模が小さく抑えられるカフェなら費用も安いですし、逆に高級店や雰囲気重視の居酒屋など、内装にこだわる場合は費用が高くつきます。

厨房設備がどれくらい必要か、そして内装にどれだけこだわるかといった点で費用が変動するため、頭に入れておくといいでしょう。

②美容室

坪単価:30~60万円

美容室は、シャンプー台やセット面の設置、給排水工事など、専門的な工事が発生します。

内装デザインや使用する設備のグレード次第で費用が変動しますので、開業資金を抑えたい場合は、居抜き物件も検討してみましょう。

③物販店

坪単価:10~40万円

アパレルショップは、厨房設備や給排水工事が不要なため、他の業種と比較して工事費用を抑えやすい傾向にあります。

ただし、フィッティングルームの設置や内装デザイン、照明設備などによって費用は変動します。

什器や備品は、リースを活用するのもいいでしょう。

④事務所

坪単価:10~30万円

事務所は、内装工事の規模が比較的小さいため、他の業種と比較して費用を抑えやすい傾向にあります。

ただし、間仕切りの設置やOAフロア、照明設備などによって費用は変動するため、

費用を抑えたいのであれば、複数の業者に見積もりを取り、比較検討することが重要です。

スケルトン店舗と居抜き物件の違い

店舗を開業する際に物件探しは重要なポイントですが、検討しなければならないのが、スケルトン物件にするか居抜き物件にするかということです。

スケルトン物件と居抜き物件はそれぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが優れているとは一概には言えません。

それぞれの違いを理解した上で、自身の事業計画や資金計画に合った方を選択することが重要になります。

スケルトン物件と居抜き物件の違いについて確認していきましょう。

①費用面

居抜き物件には前テナントの内装や設備が残るため、工事費用を抑えられる可能性が高いです。

しかし、居抜き物件では以下のような注意点があるため、「費用が安いから思考停止で居抜き物件を選ぶ」といったことは避けた方が良いです。

スケルトン物件は新しい設備を導入するため、初期費用は高くつく傾向にあります。

しかし、新しい設備は省エネ性能が高く、故障のリスクも低いため、長期的に見るとコスト削減につながるでしょう。

一方、居抜き物件は初期費用を安く抑えられますが、設備の老朽化による修理費用や、エネルギー効率の悪さによる光熱費の増加などのリスクがあるため、注意が必要です。

②工事期間

スケルトン店舗は、内装や設備をすべて一から作り上げる必要があるため、居抜き物件と比較して工事期間が長くなる傾向にあります。

店舗の規模や工事内容にもよりますが、一般的には数か月程度の期間を要するでしょう。

一方、居抜き物件は、既存の内装や設備をそのまま利用できるため、スケルトン店舗に比べて工事期間を短縮することが可能です。

店舗の規模や工事内容にもよりますが、一般的には数週間から1か月程度で工事を完了できる場合もあります。

③自由度・制約

スケルトン店舗は、内装や設備を自由に設計・施工できるため、自身のブランドイメージやコンセプトを店舗に反映させやすいというメリットがあります。

一方、居抜き物件は、前テナントの内装や設備をそのまま利用するため、自由度は低くなります。

内装や設備の変更は可能な場合もありますが、大規模な改修は難しい場合があり、その場合は、前テナントのイメージが残ってしまう可能性も高いです。

建築基準法や消防法などの法令に適合させる必要こそあるものの、自由なレイアウトが実現できるという点では、スケルトン物件が優れているでしょう。

スケルトン物件で開業する費用を抑えるコツ

スケルトン物件で店舗開業する場合、居抜き物件より工事費用が高くつくケースが多いです。

よって、スケルトン物件で開業する方は、ぜひ以下の「内装費用を抑えるコツ」を参考にしてみてください。

それぞれ確認していきましょう。

①DIYを取り入れる

内装工事の一部をDIYで行うことで、人件費を大幅に削減できます。

特に、以下のような作業は、初心者でも比較的取り組みやすいはずです。

ただし、電気工事や水道工事など、専門知識や資格が必要な作業は、必ず専門業者に依頼しましょう。

②助成金・補助金を活用する

自治体や国が提供する助成金や補助金を活用することで、開業資金の一部を賄うことが可能です。

これらの制度は、地域活性化や新規事業の創出を目的としており、要件を満たせば利用できる可能性があります。

助成金・補助金には、以下のような種類があります。

ただしこうした申請は、一般的に書類作成や審査などが複雑で時間と手間がかかります。

事前に専門機関に相談するなどして、余裕を持って準備を進めるようにしてください。

③内装業者を比較検討する

内装業者によって、費用やサービス内容が大きく異なるため、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

相見積もりを取ることで、適正な価格を把握できるだけでなく、業者との交渉材料にもなります。

信頼できる業者を選ぶことは、費用を抑えるだけでなく、工事の品質やスケジュール管理の結果にも影響するため、慎重に進めることが大切です。

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まとめ

スケルトン店舗は、自由度の高い内装デザインを実現できる一方、工事費用が高額になりがちです。

以下のポイントを踏まえ、予算内で理想の店舗内装を実現できるようにしてみてください。

また、スケルトン店舗は、居抜き物件と比較して初期費用は高くなりますが、自由なレイアウトで理想の店舗を作れるメリットがあります。

内装業者選びでお困りでしたら、「TRUSTマーケット」にご相談くださいね。

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