キャバクラ向けのPOSレジの費用はどのくらいかかるのか?飲食店向け等のPOSレジとの比較も
最近は「POSレジを導入しているキャバクラ」も増えており、POSレジの導入をお考えの経営者様も多いでしょう。
しかし、いざPOSレジを導入しようとすると、
- 費用の価格帯が各社バラバラだが何が違うのか?
- 高額に感じたが、他はもっと安いのでは?
と「費用面」で疑問を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、キャバクラ専用のPOSレジの費用について、以下の内容を解説していきます。
- キャバクラ専用のPOSレジと他のPOSレジの費用の違いは?
- キャバクラ専用のPOSレジの費用相場
- 費用で選ぶおすすめのキャバクラ専用POSレジ
「POSレジにどのくらいの費用をかければいいか分からない」という経営者様は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
キャバクラ専門のPOSレジとそれ以外のPOSレジの費用の違いは?
POSレジには「飲食店用」「小売店用」「美容院用」など、さまざまな種類があります。
その中で、キャバクラ等で使用する「水商売用」のPOSレジは、それ以外のPOSレジと比較するとやや高額です。
なぜなら、以下のような理由があるからです。
- 飲食店等と比較すると、水商売の店舗が少ないため
- 飲食店等にはない、指名・延長・バック計算などの機能が必要なため
キャバクラにPOSレジを導入する際は、ある程度予算が必要であることを理解しておきましょう。
キャバクラ専用のPOSレジの費用相場
最初に結論から言うと、
- 初期費用:10万円~30万円
- 月額費用:1万円〜5万円
が目安です。
この価格を目安に、最終的な料金は以下の要素などで決まっていきます。
- 端末料金
- 追加のオプション
- サポート料金
以上のように、POSレジの費用に関わる要素は多く、平均していくらかを断言することは難しいです。
ひたすらPOSレジについて悩み中。プリンタとドロアの一体型にするか、バラバラなのを買い揃えるか。予算的にはそんなに大差なさそう。あとは使い勝手と見た目かな。レイアウトのリサーチ中。クレジット審査は通過していて、カードの支払いは何でも対応できるコトになってる。早めに移行したい。
— nami_yeah (@nami_yeah) July 12, 2018
ちなみに、水商売専門のPOSレジの料金体系の実際の例は以下の通り。
POSレジA
プラン | 月額費用 | 費用 | 機能 |
エントリー | 9,980円 | 店舗管理等 | |
エントリー | 9,980円 | 店舗管理等 | |
スタンダード | 29,800円 | 店舗管理、女子給作成等 | |
プレミアム | 49,800円 | 店舗管理、女子給作成、不正防止等 |
*初期費用は50,000円〜でプランによる変動なし
*別途サポート料金あり
以下、各種代表的な機能・サポート等の費用相場を紹介します。
店舗(指名、オーダー等)管理機能
こちらは主に営業中に使う機能で、以下のようなものがあります。
- 伝票作成
- オーダー管理
- 指名/延長
ほとんどの水商売用POSレジで、月額料金の基本プランになっています。
費用相場としては「1万円〜3万円/月」程度です。
この店舗管理にオプション等で機能を追加していくと、月額料金が加算されていきます。
キャスト成績集計機能
続いてキャスト成績集計機能です。
店舗管理機能で集計した売上データをもとに、キャスト成績・給与を算出します。
なので、基本料金でできる店舗管理機能に、オプションとして加算されることが多いです。
費用相場としては「2万円~5万円/月」程度です。
キャストの給与が固定給だったり、給与計算が簡単に求められたりする場合は、外してもいいかもしれません。
各種サポート
また導入後のサポートについても紹介します。
導入後のサポートは電話や公式LINEなどで対応する会社が多く、費用負担が無い(基本料金に含まれている)ことがほとんどです。
ただし、訪問でのサポートは有料なことが多いです。
費用相場として「1万円〜1.5万円/1回」程度になります。
機械に弱いと感じる場合は、どうしても訪問でのサポートを求めがちになってしまいます。その場合は、比較的使い方が簡単なiPadなどのタブレットで使用できるPOSレジを選ぶと良いでしょう。
費用で選ぶおすすめのキャバクラ向けPOSレジ
最後に、おすすめのキャバクラ向けPOSレジを5つ紹介します。
- TRUSTレジ
- ヴィーナス
- ボードマネージャー
- イロハ
- Uレジ
名前 | 対象 | タイプ | 費用 | 特徴 |
TRUSTレジ | 水商売向け | パッケージ | 初期:50,000円〜 月額:29,800円(スタンダードプラン) | iPadアプリで操作が簡単。 リーズナブルに始められる。 |
ヴィーナス | 水商売向け | パッケージ | 初期:275,600円(買い切り) 月額:なし (ただし、月額課金の有料オプション有り) | 買い切りで月額不要。 機能はオプションで追加できる。 |
ボードマネージャー | 水商売向け | フルスクラッチ パッケージ | 初期:100万円〜300万円 月額:システムにより変動 | 店舗に合わせてシステムを開発してくれる。 |
イロハ | 水商売向け | パッケージ | 初期:150,000円〜 月額:45,000円(スタンダードプラン) | ハンディで対応可能。 クラウド連携でさまざまな端末で情報を共有できる |
Uレジ | 飲食向け | パッケージ | 初期:200,000円 月額:9,980円 | 24時間電話サポートあり。 訪問対応などサポートが充実 |
TRUSTレジ
名前 | 費用 | 機能 |
TRUSTレジ | 初期:50,000円〜 月額:29,800円(スタンダードプラン) | 店舗管理 女子給与作成 不正防止 クラウド連携 |
キャバクラ向けのPOSレジの1つ目は、「TRUSTレジ」です。
TRUSTレジは「パッケージ商品」と言われるタイプで、機能がある程度決まっている代わりに費用が抑えられている商品です。
ただし、パッケージ商品とはいえ、店舗管理やキャスト成績の集計、不正防止など一通りの機能は備えています。
また、既にiPadをお持ちの方ならそのまま使用できるので、初期費用を大幅に抑えられるのも大きなメリットです。
ヴィーナス
名前 | 費用 | 機能 |
ヴィーナス | 初期:275,600円(買い切り) 月額:なし (ただし、月額課金の有料オプション有り) | 店舗管理 女子給与作成 不正防止 クラウド連携(有料オプション) |
キャバクラ向けのPOSレジの2つ目は、「ヴィーナス」です。
こちらもTRUSTレジ同様に「パッケージ商品」ですが、費用が買い切りなのでランニングコストがかからないことが魅力です。
万が一機能が足りない時も、有料ですがオプションメニューが複数用意されており、さまざまな店舗に対応しています。
ボードマネージャー
名前 | 費用 | 機能 |
ボードマネージャー | 初期:100万円〜300万円 月額:システムにより変動 | 店舗に合わせてシステムを開発してくれる。 |
キャバクラ向けのPOSレジの3つ目は、「ボードマネージャー」です。
こちらは一部パッケージ商品もありますが、場合によってはフルスクラッチでPOSシステムを最初から開発してくれます。
水商売向けのPOSレジはパッケージ商品が多く、どうしても必要な機能が無い場合があります。
その場合は他のPOSレジよりも費用はかかってしまうものの、こちらのPOSレジを検討しても良いでしょう。
イロハ
名前 | 費用 | 機能 |
イロハ | 初期:150,000円〜 月額:45,000円(スタンダードプラン) | 店舗管理 女子給与作成 不正防止 クラウド連携 ハンディ |
キャバクラ向けのPOSレジの4つ目は、「イロハ」です。
イメージとしてはTRUSTレジに似ていますが、こちらはiPhoneでも操作が可能です。
キャッチの方が店の情報を確認したい時などに、ハンディとして利用できます。
ただし、その分TRUSTレジよりも費用やサポート料金が高いため、コストパフォーマンスで言えば同程度です。
事前に決めた予算と相談して決めると良いでしょう。
Uレジ
名前 | 費用 | 機能 |
Uレジ | 初期:200,000円 月額:9,980円 | 店舗管理 |
キャバクラ向けのPOSレジの5つ目は、「Uレジ」です。
こちらは飲食店向けのPOSレジですが、大企業ならではの細やかなサポートにより、水商売の店舗でも使われることがあります。
24時間365日電話で対応してくれるので、深夜帯のサポートも万全です。
ただし、あくまでも飲食店用なので女子給与の作成などはできません。
その分費用も抑えられているので、伝票やオーダーなどの、営業中のみの使用を検討されている方におすすめです。
まとめ
今回はキャバクラ向けのPOSレジの費用相場について解説してきました。
ざっくり言うと、
- 初期費用:10万円~30万円
- 月額費用:1万円〜5万円
が目安になりますが、これらは相場なのでサービス内容やオプションによって、初期費用や月額費用は大きく変わってきます。
よってPOSレジを導入する前にしっかり比較検討を行い、予算内で必要な機能に漏れがないものを選ぶと良いでしょう。